狛犬大図鑑  
 分類 江戸流れ 大國魂神社 東京都府中本町宮町3-1
 建立年 不明  鎮座位置 摂社 巽神社
 石工 不明  参拝日 2012年12月17日(月)
2016年01月15日(木)
武蔵国総社にして、都内有数の狛犬鎮座数を誇る、狛犬マニアの聖地ともいえる神社。
境内には、新旧様々な石造狛犬が9体鎮座(内3対は定型的な岡崎型狛犬ではあるが・・・)更に宝物殿には、国の自由用指定文化財の狛犬が鎮座しているのだが、仕事柄参拝が平日の日になってしまう為、土日しか空いてない宝物殿に入ること叶わず、いまだお目にかかれていない。更に更に、拝殿の外柵から、よくよく拝殿の中をのぞいてみると、木陰からちらりと本殿前に鎮座する狛犬の顔が見えるのです。要するに、この大國魂神社には、11対もの狛犬が鎮座していることになり、一対ごとに狛犬を愛でているだけで、平気で二時間は経過してしまう、狛犬テーマパークなのである。

本殿から左回りに回っていくと、最初に鎮座している摂社 巽神社には、面妖なな人面狛犬が鎮座されています。
本来、吽は左側、阿が右側に位置するのが定位置なのだが、こちらの狛犬は左右が逆転している。これは東北地方で多く見られるパターンなのだが、関東圏では中々珍しい。素朴な阿の顔立ちとは対照的に、吽側は、まるで人の顔のような狛犬となっている。
恐らく震災などで落下し、阿吽共に大きく破損したのであろう。至る処に修復の跡が見られるのだが、よくよく見ると、人面のように見える吽側の顔は、コンクリートのような色に見える。これは、恐らく阿の顔は落下により大きく棄損し、修復の為、新たな顔を作成したのだろう。要するに整形手術的なものを受けた結果が、この人面狛犬誕生の秘話なのではないか。
小さな狛犬ながら、非常に丁寧な彫刻がなされており、阿側の子狛犬は、必死に親の乳をしゃぶる姿が実に愛らしい。パッと見は怖い感じがするかもしませんが、中々見事な狛犬なので、参拝の折には、是非じっくり愛でてあげてください。