狛犬大図鑑  
 分類 手水舎狛犬  於菊稲荷神社  群馬県高崎市新町247
 建立年 文政9年(1826)  鎮座位置 手水舎
 石工 不明  参拝日 2017年11月2日(木)
久々の連休、かみさんと二人で富岡製糸場までドライブに。なぜ富岡製糸場かと言うと、表の理由は「世界遺産を見に行きたい」でしたが、裏の事情はこちらの「於菊稲荷神社」に鎮座するという噂を聞いていた手水舎狛犬を見る為であることは、妻には内緒にしていたが、当然この神社についた瞬間にばれました。

改めて、この手水舎、水桶の足の部分を二匹の狛犬が戯れるさまで彫り上げた、正に狛犬好きには堪らなすぎる逸品。
子供の狛犬が、台座の陰でかくれんぼをしているかのように遊ぶさまは、実に可愛らしく、流れるようなたてがみは、手水の水で濡れて実に色っぽい。建立年を見ると「文政」と刻まれている。この文政という時代は、11代将軍徳川家斉のころ、商品流通が進み、町民文化が空前の繁栄となった頃。遊芸、芝居、遊里、絵画、通俗小説の放蕩的な、粋な文化が花開いたころであり、同じく狛犬も、文政生まれのものは、非常に凝った作りで、強度よりも派手さを重視したものが多いことから、この派手な文化の影響を受けた狛犬が多いことが伺える。その一つがこの手水舎狛犬なのであろう。
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