狛犬大図鑑  
 分類 江戸尾立
香取神社(蛇池)
茨城県境町蛇池
 建立年 昭和26年(1951)11月  鎮座位置 参道途中
 石工 不明  参拝日 2017年7月20日(木)
先日の山形県酒田市での神社散策にて「江戸から続く港町」であることが、町が裕福であり、狛犬の奉納が盛んであった可能性が高いこと、そして旧街道沿いには、人が集まり、神社が集まることから、二つの条件が折り重なっていることが神社狛犬散策を実りあるものにする必須条件であることを悟るに至った。
で、本日は、利根川と江戸川をはさみ 茨城県千葉県野田市の境にある、道の駅境へ。ここは、江戸川から利根川に続く水路の重要な港であり、江戸時代より貿易の拠点として栄えた町。予想通り、多くの神社が密集し、恐らく江戸から船で運ばれてきた狛犬を多数見ることが出来た。やはり大きな石を、狛犬を運ぶためには、水路は不可欠ということである。当日は、30度を軽く超える猛暑日。妻と道の駅に到着後、レンタサイクルを借り(これがパンクしてたり、壊れてたりで中々出発できず)、およそ3時間かけて10社を散策。日焼けしながらも狛犬サイクリングに文句ひとつ言わずに付き合ってくれた妻に、感謝しかありません。

道の駅境から3kmほど南下、綺麗な校舎の長田小学校裏手に鎮座する小さな香取神社の参道途中に鎮座するのは、江戸流れ風の尾立狛犬。戦後まもなく奉納されたものであり、ほぼ江戸狛犬の技術を継承した石工が居なくなっていくこの時期に、まだこれだけの狛犬を彫ることが出来る石工が居たことが喜ばしい。彫刻は若干荒々しく、細やかな毛並みの模様も出せていないが、ほぼ江戸狛犬を再現することには成功していることを思えば十分及第点をあげたい。