狛犬大図鑑  
 分類 出雲来待蹲踞
亀ケ崎八幡神社
山形県酒田市亀ケ崎1
 建立年 平成18年(2006)9月吉日  鎮座位置 拝殿前
 石工 不明  参拝日 2017年7月15日(土)
明日は神社狛犬散策を決めていた休日前夜、スマホの天気予報は無情にも雨予報を告げており、その雨予報は少々散策範囲を広めよう決してと覆ることはなかった。それでも、なんでも、どうしても自分のアイデンティティを守り抜く為、休日に複数の神社を廻り狛犬ハンティングする為には、自前のロードバイクか、旅先でのレンタサイクルが不可欠であり、散策範囲をさらに100km以上まで拡大。遠く離れた日本海側 山形県庄内は、晴~曇という条件クリアの地域を発見するに至り、明日の行き先は酒田市と決定相なった。
酒田市は、江戸時代より西回り海路の拠点となる東北の港町として栄え、結果港町界隈には、多くの神社が集中しており、正に短時間での神社狛犬散策の必要十分条件を満たしきった町。事実、散策時は、酒田駅で無料のレンタサイクルを借りた後、約4時間で20社もの神社を回ることが出来た。しかも狛犬研究の上でも興味深い成果を得ることが出来た。

拝殿前に鎮座するのは、島根県を中心に広く分布している出雲来待蹲踞型の狛犬。この酒田市周辺は、西回り海路の港町として、西側との交流が盛んだったことから、恐らく神社にも船で出雲型の狛犬が持ち運ばれたものと思われるが、残念ながら出雲の石は砂岩で非常にもろく、現時点では、酒田市内にもほとんど現存していないのが実情。こちらの狛犬も恐らく先代に、砂岩の出雲狛犬がおり、それが老朽化したことにより、建て替えの際、先代のデザインを模して造られたものと思われる。その意味では、単純に、中国産の岡崎型狛犬を置くよりも、個人的な好感度は非常に高い。恐らく先代からの再現度は非常に高いようで、体躯のバランスもよい。末永く二代目として神社を守り通してほしい。