狛犬大図鑑  
 分類 江戸尾立
愛宕神社
埼玉県さいたま市岩槻区本町3-21-25
 建立年 昭和6年(1929)10月  鎮座位置 階段前
 石工 不明  参拝日 2017年4月14日(金)
インスタグラムの狛犬友達に教えていただいた久伊豆神社の灯篭狛犬を見るために、電車で2時間かけて岩槻へ。江戸時代から人形の町として栄えた岩槻駅周辺は、今でも五月人形やひな人形の専門店が立ち並んでおり、人形の博物館にも立ち寄り、久々にじっくりとお人形観賞をさせていただきました。当日は、春先とは思えないほどの真夏日でしたが、さすが産業で栄えた城下町、神社での狛犬ヒット率は抜群。今日一日で6対もの狛犬にお会いすることが出来ました。

最初に訪れたのは、岩槻駅から元荒川方面に歩くこと5分ほどの高台ある愛宕神社。なぜこの神社が高台にあるかというと、岩槻城を囲っていた土塁が今もここに残されており、その上に建てられた神社だからとのこと。立っている場所自体が貴重な遺構になっているのです。こちらには、美しい毛並みの江戸尾立が鎮座されております。台座には昭和6年再建と刻まれていることから、この狛犬は少なくとも大正以前に建立されたものと推測される。江戸中期に作られた江戸尾立の形をしているが、毛並みは次の時代に出てくる江戸流れの様式で造られていることから、恐らく江戸後期から明治後期あたり作られたものではないか。
妙に目がまん丸に作られているので、なんだかどこを見てるか分からない=何を考えているのか分からない風なのがちょっと怖いような、かわいいような。尾がまさに江戸流れと江戸尾立の特徴を両方組み合わせたもので、ちょっと後ろから見た模様は雑な気もするが側面からは中々美しい毛並みで彫り込まれている。