狛犬大図鑑  
 分類 福島狛犬
八島田   八幡神社
福島県福島市八島田字北古屋6-1
 建立年 大正12年(1923)春1月  鎮座位置 磐白白河 彫刻師 野田○○
 石工 不明  参拝日 2017年2月12日(日)
2月も中盤に入ろうとする中、今月最初のまともなフルタイム休日。さて何をしようと思いつつ、狛犬ハンターの自分がやることは一つだけ。早起きして仙台駅のバスターミナルにて高速バスに乗り込み、福島駅へ。駅前にてレンタサイクルを借りて、昨晩調べておいた10社の神社散策へいざ出発。
と意気込んで走ったものの、雪交じりの強風の中、とにかく、福島駅周辺の神社には狛犬が居ない、居ない。
最初の五社で狛犬が居たのは、昭和岡崎狛犬の一対のみ。ようやく6社目でこちらの福島狛犬にお会いできましたが、この後の5社もすべて狛犬なし。結局最後に福島護国神社に行って、狛犬を二対見て終了。12社廻って狛犬4対、内HPにアップできる狛犬2対と、最悪の結果となった。恐らく福島駅周辺の氏子には、狛犬を奉納する習慣がなかったのか、それともあまり商人が強い街ではなかったのか?

こちらの八幡神社で唯一、福島に来たかいがあったのが、この福島狛犬。大きな体躯とずんぐりとした出で立ち、大きな顔が特徴であり、もっと西寄りの白川郡でも数対確認できているタイプであるが、台座を見ると、彫られた石工さんが「白河」ということで、なるほど合点がいきました。恐らく福島狛犬というのは、白河郡から生れ出たタイプなのでしょう。

当日は、工事中だったようで、狛犬にもロープが巻き付けられておりましたが、境内は手入れが行き届いており、狛犬もきれいに掃除されており、目玉も最近塗った模様。ただせっかくの狛犬も、目玉を入れられると、なんとなく品格が落ちる気がするのですが。
玉取りのほうは、中国獅子のように中に動く玉を残してくり抜かれた技巧を凝らしたもの。子狛犬も椿を加えており、中々凝ったデザイン。尾の毛並みも後方から側面に美しくたなびき、台座にも丁寧に尾の先がかかっている。よく見ると吽狛犬はタテガミの先を口元に加えており、石工さんの創意工夫が随所に見られる力作である。