狛犬大図鑑  
 分類 加賀逆立ち狛犬
宇多須神社
石川県金沢市東山1-30-8
 建立年 明治27年(1894)7月  鎮座位置 参道途中
 石工 不明  参拝日 2017年1月22日(土)
18才の息子本人が望んでいるかはともかく、本人の頑張りで大学の推薦入学が決まったお祝いに、週末親子水入らずの旅を敢行。以前より一度は尋ねてみたかった金沢市へ。当然息子が一緒なのでメインは兼六園からの定番観光ルートなのであるが、自分の裏ミッションとして、初めて足を踏み入れる石川県での狛犬散策も当然のごとく実行。私の趣味を知っている息子は文句ひとつ言わずに神社に立ち寄ることを許してくれた。寛大な息子に感謝しつつの狛犬レポート。

空は雷ピカピカ。雨が降ったり、雪が降ったり、雹が降ったりと、悪天候ここに極まれり。って感じの一日。
観光名所である「ひがし茶屋街」に向かう途中、下調べ済みでありながら、偶然を装い、息子に「あれ、神社があるから寄っていい?」などとわざとらしくお願いしながらの狛犬散策。

参道入り口には、見事な加賀逆立ち狛犬が鎮座。当日は雨ながらも空が微妙に明るく、自分のカメラの腕前では、高台にある狛犬が中々撮影できずに悪戦苦闘。若干露出が合わないのはご愛敬ということで。
この二日間で三対目の加賀立ち狛犬。これまでの二対より、更にアクロバットな動き、後ろ足がなんと交差しています。このままの姿勢で停止しているのは、それは大変であろう・・・。無理な姿勢をとりながらも非常にバランスの良い体躯。見事な造形美である。
躍動感ある阿の後ろ足の跳ねあがり、狛犬の体毛を表現した身体の文様、自然石を模した台座。三つのお約束が、これまでの三対の狛犬にすべて共通していることから、同じ石工のもの、もしくは見本となる狛犬が存在しているということ。年代を追っていき、最も古いものがオリジナルということだろうが、その為には、金沢周辺をかなり探し回る必要がありそうだ。この金沢の旅で、この逆立ち狛犬に出会えたことは、新しい地方オリジナルの狛犬に出会えたという意味で、大きな収穫であった。