狛犬大図鑑  
 分類 蹲踞狛犬 目黒不動尊 東京都目黒区下目黒3-20-26
 建立年 文久2年(1862)正月  鎮座位置 随身門入ってすぐ
 石工 不明  参拝日 2016年11月23日(水)
参拝当日は、明後日に控えた息子の大学推薦の合否発表祈願も兼ねて、JR目黒駅から酉の市が開催されている大鳥神社を参拝しようと立ち寄ったのだが、拝殿前に行列ができており、断念。豪華な熊手を物欲しげにみながらも、恐らくは数万円はするであろう価格ゆえに手も足も出ずに、見ているだけで素通り。
大鳥神社の近くには、前々から一度は行ってみたかった【目黒寄生虫館】があり、気持ち悪くも為になる展示物を堪能。
地図上に、すぐ近くに目黒不動尊があったので、改めて息子の合格祈願のために、立ち寄らせていただいた。更にいうと、ここに都内最古と呼ばれる狛犬が鎮座しており、一度は来たかったのいうのが、自分自身の偽らざる今日の目的だったのだが・・・。

随身門の前には真新しい中国産の招魂社系狛犬が一対、随身門の中には、大きな招魂社系狛犬が一対(下写真)
更に境内には、犬型の狛犬が二対、岡崎型が一対、拝殿に続く階段側面の崖に二対、緑色の狛犬が一対、そして本殿前に都内最古のはじめ狛犬が一対と、中々の狛犬王国。残念ながらこの辺りは東京大空襲を受け、建物は焼失し建て替えられているようである。

随身門をくぐった先に待っているのは、文久生まれの、子取り狛犬。まるで犬のような顔立ち、犬のような尾、そして足元の子供もまるで子犬のようって、要するに「犬」以外の何物でもない。狛犬というよりは、犬の神使といったところか?
どことなく悲し気に主人を見つめているかのような目。右側の狛犬には、乳があり、足元にはふてくされたような子犬がおり、逆に左側の狛犬には、乳はないのに、まるで子犬がない乳を求めているかのように上を見上げている。狛犬ファンにとっては、何とも評価しがたい彫刻ではあるが、丸みを帯びて無駄のないボディライン、表現力の高い表情、体毛まで彫刻された丁寧な仕事は、中々に素晴らしい出来栄えである。