狛犬大図鑑  
 分類 蹲踞狛犬 弘前八幡宮 青森県弘前市八幡町1-1-1
 建立年 明治32年(1899)8月15日  鎮座位置 拝殿前
 石工 山内 三次  参拝日 2016年9月28日(水)
打ち合わせで前日入りさせていただいた弘前市にて、イベントの視察も兼ねつつ、弘前市市役所前からお散歩スタート。弘前城を中心に外周の街並みを一周すること4時間はたっぷり歩かせていただきました。多分10 km以上は歩いたのではないでしょうか。城下町らしい入り組んだ街並み、古い建物もたくさん残っており情緒ある風景の中、歩いていけそうな神社を8社ほど参拝して参りました。


弘前市の総鎮守となる弘前八幡宮。街道に大きな一の鳥居、二の鳥居が配置されており、現在は道路となっている正面の道が、昔は参道だったことが伺える。二の鳥居の先には平成26年生まれの真新しい狛犬が鎮座されており、この奥には、摂社前に一対、そして本殿の中に二対の狛犬が鎮座されているのでお見逃しなく。

参拝後、社務所にて御朱印をお願いしたところ、待っている間に、重要文化財となっている本殿を見られると案内され、戸を開けて入らせていただいたところ、本殿前に、引退された先代の狛犬が鎮座されており、それが鳥居前の平成生まれの狛犬に、実によく似ておりました。恐らく、入れ替える際、先代の狛犬を模して造られたのでしょう。このような配慮は狛犬ファンとしては非常にうれしいことですが、よくよく見ると、それほど先代が傷んでいる訳でもなく、なぜ入れ替えたのかはちょっと謎ではある。

本殿前の狛犬は、中に入れないため近くでの観賞はかなわないものの、複雑な文様を描き出す尾の造りが実に見事。若干気弱に見える顔立ちも、なんだか愛嬌のある寂しげな顔にも見え、今の引退されている心境を物語っているかのよう。是非参道前のこちらの先代狛犬を模した新しい狛犬と見比べていただき、その再現度を楽しんでください。