狛犬大図鑑  
 分類 江戸流れ 日枝神社(田尻) 千葉県市川市田尻4-12-25
 建立年 天保11年(1840)4月吉日  鎮座位置 摂社前
 石工 丹橋川端 石工長十良  参拝日 2016年9月18日(日)
自宅のある千葉県市川市、約60社以上の神社が鎮座し、新旧合わせて70対以上の狛犬が鎮座する町であり、狛犬ファンにとっては天国のような場所。世間様に「狛犬マニア」を自称する自分としては、まずは自分が住む町くらいはすべての狛犬を見なければと思いつつ、実に足掛け二年かかりながら、まだ6社ほど廻れていない状態が続いており、一か月ぶりの休みであり、小雨もぱらつく本日、意を決して東西線に乗り込み原木中山駅を降り、徒歩で約10km 4/6社を廻った次第であります。これでもまだ2社廻れていない神社があるのですが、これが駅からも遠いポツンと鎮座されている神社、果たして市川制覇はいつになることやら・・・。

本日一社目は、原木中山駅から徒歩15分ほど離れた住宅地の一角に鎮座する小さな神社。拝殿前には新しい昭和岡崎型が鎮座されているが、奥の摂社に江戸生まれの狛犬が鎮座されております。
天保11年というと約180年前に作られた市川市の狛犬の中でも古い部類に入る。残念ながら風化によるものなのか、阿狛犬は顔が欠け落ちてしまっている。小型の狛犬ながら、丁寧な彫刻がなされており、流れるような毛並み、阿吽共に足元に鎮座する子狛犬は、柔らかそうな身体つき、たてがみ、表情共に細やかな仕事に感服させられる。台座の黒ずみから察するに、空襲の被害にあった狛犬なのかもしれない。本来台座にかかるはずの尾の毛の先が、こちらの狛犬は、足元から再度上に向かってたなびくように上がっているのが特徴。固い感じになりがちな毛先の表現が実に柔らかそうに表現されているこからも、この石工の丁寧な仕事ぶりがうかがえる。