狛犬大図鑑  
 分類 蹲踞狛犬 八角(やすみ)神社 福島県会津若松市宮町4-50
 建立年 不明  鎮座位置 拝殿前
 石工 不明  参拝日 2016年8月20日(土)
イベントの動向で、お客さまとの随行で会津若松市へ。途中、輪箱飯(わっぱめし)発祥の地というお店で、わっばめしを食べた後、20分ほど時間が空いたので、近くにある神社を急ぎ足で参拝させていただいた。

八角と書いて「やすみ」と読むこちらの神社。大同2年(807)創立というのだから、由緒正しい歴史ある神社の様子。当日は、時間なくこちらの神社しか参拝できなかったが、色々神社のありそうな古い街並みには、中々ときめかされた。

拝殿前に鎮座するのは、様々な狛犬の特徴を兼ね備えたかのようなハイブリットな蹲踞狛犬。尾の形状は、出雲風、毛並みは江戸狛犬風、阿の口の中には、中国獅子によく見られる「動く球」が入っている(丸くないのはご愛敬)
阿狛犬の足元には、恐らく牡丹の花のような、そうじゃないような彫刻があり、吽狛犬の足元にはあまり丸くない球が敷かれている。残念ながらこちらの石工さんは、あまり狛犬を彫った経験が無い中、色々な写真や見聞きした狛犬を真似ながら彫り上げたのであろう。そう思えば、身体を覆うふさふさの毛並みなど、非常に頑張った感のある狛犬とも言える。建立年の記載はないが、出来栄えからするに明治後期から昭和初期あたりのものであろう。福島の内陸に位置する会津若松市にどのような狛犬文化が流れてきているのか。いずれこの地に狛犬散策にゆっくり訪れたいものである。

帰り道、通りすがりの居酒屋の前に、石彫刻の狸を発見(写真下)体毛の一本一本を丁寧に彫られた力作。この方が彫った狛犬があれば、素晴らしいものになるのではないだろうか。