狛犬大図鑑  
 分類 蹲踞狛犬 八幡宮 青森県むつ市脇野沢小沢字小沢ノ内下林1
 建立年 昭和16年(1941)9月5日  鎮座位置 拝殿前
 石工 不明  参拝日 2016年7月17日(日)
東北地方に単身赴任して早三年。仕事の関係で東北六県、様々な場所を訪れさせていただいているが、いまだ足を踏み入れていないエリアが残っている。その一つが本州最北の地、下北半島。そろそろ転勤もありうるタイミングが近づいている気もする中、この夏に東北地方に心残りが無いようにと思い、一日しかない休みを使い、下北半島をレンタカーで一周してまいりました。
しかしながら、下北半島を一周すると優に140kmを超える工程であることを知ったのは、仕事が終わって、夜にチェックインしたホテルの中。かなりの急ぎ足での下北半島観光&神社散策となった。ちなみに今年は、特に熊の出没が多いらしく、むつ市のホームページにも「どこどこでクマが出た」という情報満載。下北半島の多くの神社が、森林に隣接している為、いつ熊が出てくるかと、びくびくしながらの参拝となった。

国道338号線沿いに鎮座していた八幡宮。帰宅後地図で探してみたのだが、中々位置が特定できず。参拝時は道路から白い両部鳥居がかなり目立った位置で見えるはずですので、お見逃しなきように。
拝殿前には、蹲踞型の子取り玉取りの狛犬が鎮座。台座には「支那事変記念」と記されているが、これは昭和12年から日本と中華民国の間で行われた戦闘のことを指しており、現在は「日中戦争」と呼ばれている。恐らく戦地に赴いた家族を想い、奉納されたものなのであろう。「記念」という文字はあるが、小さな子供を抱える狛犬に、奉納された方の隠された子を思う気持ちを感じてしまう。
彫刻の技術的には、稚拙な部分も多いが、全体の体躯のバランスは悪くない。むつ市には、関東、関西から運ばれてきた狛犬が多いが、こちらの狛犬は恐らくむつ市にて、周りの狛犬を見本にして彫られた、純むつ産の狛犬であろう。