狛犬大図鑑  
 分類 秋田狛犬 金刀比羅神社 秋田県秋田市土崎港中央6-1-2
 建立年 昭和5年(1930)1月25日  鎮座位置 拝殿前
 石工 不明  参拝日 2016年7月13日(水)
ここ暫く、東北地方はじめじめとした梅雨空が続いていたが、今日は一転、関東並みの夏日快晴。
朝から部下と秋田出張で仙台駅に待ち合わせしていたのだが、なんと切符を忘れてしまい、私だけ乗り遅れてしまうという失態。やむを得ず一本遅い新幹線に乗り秋田駅に到着後、奥羽本線で土崎駅へ。途中目的地に向かう途中に、ライバル会社があったので視察しようと寄り道したところ、その建物の真ん前に、珍しい白い両部鳥居の神社を発見。さっそく参拝させていただいたところ、鳥居をくぐった側に、見事な秋田狛犬が鎮座されておりました。

秋田狛犬は、恐らく日本海側からの航路で伝わった「出雲来待蹲踞狛犬」のデザインを汲みつつ、太平洋側の航路から伝わった「江戸流れ狛犬」のデザインが組み合わさった、ハイブリット型の狛犬。ではないかと、勝手に推測している。
太い前足を揃えてお行儀よく鎮座する姿勢、やや頭のバランスが大きな等身は、まさに出雲系。
そして眉毛の型、顎周りからタテガミの渦巻き状の巻き毛と流れる毛の表現は、まさに江戸系。
そのどちらの影響も取り入れつつ、バランスの良いデザインに仕上がっている秋田狛犬は、ある意味、口伝で伝わった狛犬文化を象徴するものであろう。こちらの神社の狛犬は、若干江戸寄りの血が濃い感じ。彫刻の技術はやや荒いところもあるが、凛々しくも可愛らしい顔立ちは中々。

拝殿には、大きな象鼻の彫刻があるが、ディズニー映画に出てきそうな、こちらも中々お目にかかれない造作。ちょっと不気味なところが可愛いかも・・・。