狛犬大図鑑
 分類 江戸流れ 和田乃神社 東京都青梅市日向和田2-317
 建立年 不明  鎮座位置 拝殿前
 石工 不明  参拝日 2013年5月13日(月)
休日の朝、突然「そうだ青梅に行こうと思い立ち、ロードバイクで出発。単身赴任
先の埼玉県入間市から青梅駅まで約18km 1時間もかからず、思いのほか近い事に
驚く。青梅市と言えば、映画館の手書き看板屋さんによる町おこしで有名だが、私が想像していたより手書き看板の数は少なく、徹底ぶりでは水木しげるロードには遠く及ばない印象を受けた。


拝殿前には岡崎型が配置され、拝殿に続く階段前には江戸流れが鎮座。

彫りあげた石工の技術は決して高くは無いが、技術の限りを尽くして一生懸命彫りあげたのだろう。吽は両眼のバランスが欠けていて、表情もシメントリーになっていないのだが、そのおかげかニヒルに笑っているよう。吽は立派な巻き毛を彫りあげようとしたのだろうか、これまた左右のバランスが完全に崩れてしまっており、顎の周りはまるで瘤のよう見えてしまう。
想像上の生き物である狛犬を、お手本も設計図も無しに彫りあげるというのは、石工にとっても高い難易度であろうし、ましてや神社に奉納され、その後100年以上に渡りそこに鎮座し続けるのだから、そのプレッシャーは相当なものだろう。そんな石工の苦労が垣間見えるこの江戸流れは、単に技術的な低さで評価は出来ない、妙な愛着を感じずにはいられない。