狛犬大図鑑  
 分類 江戸流れ 龍神社 千葉県船橋市海神6-21-18
 建立年 大正二年(1913)九月吉日  鎮座位置 拝殿前
 石工 不明  参拝日 2013年5月16日(木)
本日の千葉街道自転車巡りの終着地、龍神社に到着。
拝殿前に鎮座する江戸流れは、台座に大正二年(1913)と刻まれているが、阿吽の材質も劣化の度合いも全く異なっている。阿については、細かい彫りがすべてそげ落ちてまるで痩せこけた犬のよう。対して吽は彫りあげてから間もないもの。

恐らくは劣化の激しい阿吽の内、得に損傷が激しかった吽のみを、似せて彫りあげたものであろう。阿吽の片方だけを新調し、尚且つ阿吽のバランスを考慮して作り上げた稀有な修復例といえる。

船橋市は埋め立てられる前は、千葉街道沿いまで海が広がっていたと聞く。阿の傷み具合は、相当なもので、恐らくまだ目の前が海だった頃から鎮座し、潮風にさらされて傷んだものと推測される。ここまで身体が殺げてしまっていても、破損が無いこの狛犬には、まだまだ元気で鎮座し続けてほしい。