狛犬大図鑑  
 分類 江戸流れ 香取神社  千葉県我孫子市高野山432
 建立年 明治32年(1899)9月吉日  鎮座位置 鳥居前
 石工 布佐町 矢塚岩吉  参拝日 2015年5月12日(木)
単身赴任先の仙台から自宅に戻り、久々の神社散策へ。かみさんに運転していただき、助手席でIPADの地図を見ながら、千葉県市川市の自宅から、松戸市~柏市~我孫子市へ、最終目的地の手賀沼沿いの狛犬巡りへ出発。当日は、25度を超える夏日、東北から来た自分には、まるで真夏のような暑さの中、地図上に神社を見つけては、車を止める場所を探して、狛犬探し。自分の妻ながら、こんな意味不明の道楽に、文句ひとつ付き合ってくれる妻に、ただひたすら感謝である。

手賀沼沿いの古墳群の中に鎮座する神社。階段途中には、水神山古墳(前方後円墳)もある。車を止める場所がないので、近くの鳥の博物館に止めさせていただき徒歩10分ほど、境内入口は、かなり荒れ果てており、一瞬階段を上るのを躊躇してしまうほど。境内は、東日本大震災で倒壊したのであろう、壊れた石灯籠がそのままの姿で放置されていたが、境内に上る手段が階段しかないこの神社では、修復も難しいのであろう。手水舎は、きれいに清掃されており、恐らく、近所の氏子さんが、まめに来ているのではないだろうか。

鳥居前には、震災にも耐えたのであろう、ちょっと潰れたような愛嬌のある顔立ちの江戸流れが鎮座。
尾の毛並み、巻き毛の彫刻も美しく、面白顔のなのに、どこか品のある顔立ちに見えるのは、おしゃれな鬚のおかげだろうか。両玉どりは、意外と珍しいかも。丁寧な狛犬の彫刻に比べると、玉がごつごつしていて微妙に手抜きな感じもしてしまう。体躯のバランスもよく、見れば見るほど、味わい深い狛犬である。台座に刻まれた「奉納」の文字のうち阿側の「奉」の文字が特徴的。まるで鳥の足跡のような字体が、実にユニーク。