狛犬大図鑑
 分類 江戸流れ 八幡神社(南条) 千葉県館山市南条515
 建立年 明治26年(1893)8月建立  鎮座位置 拝殿に続く階段前に鎮座
 石工 不明  参拝日 2013年8月19日(月)
2年前、仕事の関係で一年半ほど単身赴任先としてお世話になった千葉県館山市。以後、毎年夏は仕事場の同僚に逢う傍ら、家族で館山観光をするのが恒例になりつつある。今年は、神社巡りという新たな趣味を携え、里見家のおひざ元であり、多くの神社を市内に有する館山市を来訪。

本日二社目は、館山駅から2kmほど離れた南条の山腹に位置する八幡神社。急な階段を上った先の拝殿右横には、中世のやぐらを含む38基の東山横穴(おうけつ)群がある。これはいわゆる人間を埋葬するお墓である。戦後機には、南条城が取りたてられていた。

鳥居後方に位置する明治建立の江戸流れは、保存状態も良く、個人的にはもろ好みのお顔立ち。正面、側面と角度を変えてみると、見えてくる表情がまったく違っており、見あきることなく観察できる。特に一歩ひいてみた時の、全体のバランスが素晴らしく、山深い神社の入口をより神秘的に彩ってくれる。

8月下旬の早朝で涼しい時間帯のせいか、スズメバチが飛び交っておりね中々落ち着いて観察出来なかった。夏の狛犬散策は命がけである。

拝殿の右横は、明らかにがけ崩れ跡が生々しく残っており、中々ぞっとさせられる。拝殿左側には、奇妙な横穴が数か所見られるが、後で調べたところ、古墳時代の横穴らしく、東山横穴群と呼ばれるものだったようだ。館山市郊外にある小さな神社だが、歴史を感じさせ、狛犬も含め見所満載の神社である。