狛犬大図鑑
 分類 江戸流れ 白幡神社(大戸) 千葉県館山市南大戸202
 建立年 大正12年(1923)九月一日  鎮座位置 拝殿前に鎮座
 石工 不明  参拝日 2013年8月19日(月)
2年前、仕事の関係で一年半ほど単身赴任先としてお世話になった千葉県館山市。以後、毎年夏は仕事場の同僚に逢う傍ら、家族で館山観光をするのが恒例になりつつある。今年は、神社巡りという新たな趣味を携え、里見家のおひざ元であり、多くの神社を市内に有する館山市を来訪。

本日三社目は、豊房小学校近く、大戸郵便局の側道に入るとすぐ民家の先に急な階段と明神鳥居がお出迎えしてくれます。江戸流れは、階段の先の拝殿前に鎮座。上唇たっぷりの典型的な江戸流れ。特徴的なのは、湧水が湧き出るかのようにボリュームたっぷりの尾。表情も素晴らしく、江戸狛犬独特の丸い瞳が可愛らしい。

吽は一見傷んでいるかのように見えるが、表面に生えているものは、地衣類と呼ばれる菌類と藻類からなる共生生物ということである(かみさんからの蘊蓄。我が家の妻は物知りなのだ)
地衣類は大気汚染に弱く、環境汚染の状況を測る指標生物としても知られている。狛犬に苔のようなものが生えていた時は、この場の空気が澄んでおり素晴らしい環境下にあるということである。

東京都内を中心に見られる江戸流れだが、東京の江戸流れと比べても遜色ない技術力で彫り込まれた狛犬である。石工が安房地方で活躍した人ならば、逆に館山市で彫って東京に納品したという状況もあったのではないか。

ちなみに、この神社もスズメバチにおびえながらの撮影。下の拝殿写真が曲がっているのは、単に私がビビりなだけです。