狛犬大図鑑  
 分類 江戸流れ 穏田(おんでん)神社 東京都渋谷区宮前5-26-6
 建立年 大正14年(1925)9月吉日  鎮座位置 拝殿前
 石工 大杉定吉  参拝日 2016年04月7日(木)
あいにくの雨模様の中、表参道駅を降り、仕事の打ち合わせを終えた後、表へ出てみると、嘘のように晴れ渡っていたので、少々足を伸ばして、原宿駅まで散歩をすることにしたのですが、その途中、日ごろの行いが良いのか、神社を発見。
拝殿前には、二対の狛犬が鎮座しており、いずれも先ほどの雨で濡れた石が、しっとりと色っぽさを醸し出しておりました。

拝殿前に鎮座するのは、見事な毛並みの、やや顔が大きい江戸流れ。太めの体躯と顔の大きさのバランスが悪く、全体的な造作の出来は今一つ。しかしながら、タテガミや尾の毛並みの表現力は滑らかで、彫刻の技術は非常に高い。要するに、これを彫り上げた石工は、技術はあるが、立体視できる造作力が若干欠けているといったところだろうか。注目すべきは、阿狛犬の足元に鎮座する、やや大人びた顔立ちの子狛犬。この子、正面から見ると、プリッとしたお尻を見事に突き出した姿が実にキュート。そのお尻は、もはや触らずにはいられないほどのモチモチぶり。足元には玉まで持たせてもらっているのに、なんとなく面白くなさそうな仏頂面と、お尻の間抜けな感じのアンバランスが、妙に笑えてしまう。
1