狛犬大図鑑  
 分類 江戸流れ 六所神社 千葉県市川市須和田2-22
 建立年 明治?  鎮座位置 拝殿横
 石工 不明  参拝日 2016年03月24日(木)
自宅から数キロほどしか離れていない神社で、実は何年も前から、前を何度も通っていたのだが、小さな拝殿前には、中国産の昭和岡崎狛犬が鎮座されていたので、素通りしておりました。先日、近くの美術館に行った帰り、参拝でもと立ち寄ったところ、参道わきの小さな末社前に、明治生まれの江戸流れがしっかりと鎮座されておりました。阿側の前足は両方とも破損し、コンクリートで補強されており、劣化が激しいため、引退し、現在拝殿前にいる中国産狛犬と入れ替わったのだろう。しょうゆ顔の淡泊な顔立ちで、ものすごく大人しそうな狛犬である。尾の彫刻も実に大雑把で、石工の技術は今一つのようだ。壊れた台座に「明」という文字だけが残っており、恐らく明治建立の狛犬なのだろう。台座に技サまれた「奉」と「納」の文字が、写真のように、両足元の狭い台の面に彫られていることから、この狛犬は縦型で鎮座していたものと思われる。江戸流れの縦型は実は結構珍しく、市川市でも二体ほどしか確認できていない。

恐らくこの狛犬をもって、自分が暮らしている市川市の神社に鎮座する狛犬はすべて確認できたものと考えている。暇を見ながらではあったが、ここまで三年を要してしまった。