狛犬大図鑑  
 分類 青銅狛犬 坑全神社 大阪府大阪市平野区平野宮町2-1-67
 
 建立年 明治四十三年(1910)七月  鎮座位置 拝殿前
 石工 京都鋳物師 長谷川亀右エ門  参拝日 2016年02月3日(水)
以前、大坂出張の折、移動の隙を見て、天王寺付近の狛犬を駆け足で見て以来、実に一年ぶりの大坂狛犬めぐりの旅。今回は、しっかり休みをとっての大阪訪問であり、誰に気兼ねすることなく、とことん一日中、狛犬三昧と洒落込んでまいりました。一日で歩いた距離15km以上、巡った神社は延べ7社。途中、万博公園に出来たららぽーとを視察しつつ、日が暮れるまで狛犬を探しまくり、ヘトヘトになりつつ、しかしながら、仕事の疲れとは違う、充足感のある気持ちの良い疲れを久々に楽しむことが出来ました。

関西本線平野駅から徒歩15分ほど、地図上は駅から近く見えますが、境内の周りにお堀のようなものが長く続いており、結構歩きます。境内に入ると拝殿前に、素晴らしい鋳物の狛犬が、そして本殿の周りに配されている摂社それぞれに狛犬が配置されており、大坂屈指の狛犬天国となっています。

拝殿前にて最初に参拝者をお出迎えしてくれるのは、明治建立の見事な青銅狛犬。全身を覆う美しく流れるたてがみ、獣らしい凛々しくも美しい顔立ち、複雑な文様を描き出す尾、美しい蹲踞姿勢、すべてにおいて、非の打ちどころがない、見事としか言いようがない青銅狛犬の逸品である。明治建立ということは、第二次大戦の拠出も免れたということであり、恐らくこの坑全神社がそれだけ権威のある神社であったということなのだろう。

浪速狛犬には珍しい玉どりである(大坂の狛犬は、子狛犬、玉などを持っていないものがほとんど)京都鋳物師の手によるものと台座にかかれているが、京都には、このような鋳物狛犬がまだまだたくさんいるのだろうか。いつか狛犬巡りに行きたいものである。

とにかくどの角度から写真を撮ってもカッコいい。で、ついこのページの写真もかなり多めの掲載となっておりますので、ゆっくりとご堪能ください。この何倍もの迫力が実物にはありますので、是非ご参拝を。