狛犬大図鑑  
 分類 浪速狛犬 跡部神社 大阪府八尾市亀井町2
 建立年 昭和47年(1972)10月吉日  鎮座位置 拝殿前
 石工 不明  参拝日 2016年02月3日(水)
以前、大坂出張の折、移動の隙を見て、天王寺付近の狛犬を駆け足で見て以来、実に一年ぶりの大坂狛犬めぐりの旅。今回は、しっかり休みをとっての大阪訪問であり、誰に気兼ねすることなく、とことん一日中、狛犬三昧と洒落込んでまいりました。一日で歩いた距離15km以上、巡った神社は延べ7社。途中、万博公園に出来たららぽーとを視察しつつ、日が暮れるまで狛犬を探しまくり、ヘトヘトになりつつ、しかしながら、仕事の疲れとは違う、充足感のある気持ちの良い疲れを久々に楽しむことが出来ました。

大和路線九宝寺駅から徒歩10分ほど、住宅街の中に佇む小さな神社。参拝当日は、節分でもあり、跡部神社では、夕方から行われる節分の神事の準備に追われ、多くの氏子さんたちが、拝殿とテントを忙しそうに行き来しておりました。その中で、参拝後、カメラ片手に狛犬を撮影する私を、非常に訝し気に、皆さま見られておりましたが、決して怪しいものではありませんので。というか、むしろ神社と狛犬をこよなく愛し、はるばる東北からやってきた奇特な人なんですよって、これが怪しいのか・・・。

拝殿前には昭和生まれの浪速狛犬が鎮座。昭和40年代後半にこれほどの浪速狛犬を彫れる石工がいらっしゃったことに、深く感謝申し上げたい。いかついまなざし、太く迫力ある犬歯、巻き毛からタテガミの配置の美しさ、そして何より尾の複雑な文様は、昭和生まれとは思えない、見事な技。筋骨のたくましい体躯、力強い脚の表現など、中々の逸品。昭和後期の狛犬では、今まで見た中で一番の出来栄えである。