狛犬大図鑑  
 分類 江戸流れ 安房神社 千葉県市川市中山4-3-25
 建立年 昭和三年(1928)一月  鎮座位置 拝殿前
 石工 船橋町 金子國松  参拝日 2016年01月27日(水)
京成中山駅から中山法華経寺に向かい、山門を潜らずに左側の側道を歩いていくと、すぐに参拝できる小さな神社。
有名な法華経寺にお越しの際は、是非お立ち寄りいただき、凛々しい狛犬に是非お逢いください。

有名な「南総里見八犬伝」のモデルともなった、千葉県房総半島の先端にある館山城最後の城主であられる里見安房守忠義を祀った神社。館山市に単身赴任で暮らしたことのある身としては、なんだか、懐かしいような嬉しいような心持ちで参拝させていただきました。拝殿前には、小さな神社には、やや大きめに感じる江戸流れが鎮座。
市川界隈には、多くの江戸流れを確認することができるが、市川市最南端に位置する江戸流れとなる。阿吽共に、目玉が黒く塗られている。個人的には、目玉に塗装をするのは好きできないのだが(特に江戸流れには目玉はいらない)、こちらの狛犬の目玉の位置は中々絶妙で、男前な印象を強めている。顔周りのタテガミがたっぷりと描かれており、獣っぽい顔つきと相まって、個人的には、結構好みのタイプ。尾は二股に分かれたオーソドックスなタイプだが、三層に重なれれた尾が表現されており、中々の力作である。昭和初期の作品であるが、彫りなれている感もあり、恐らく江戸後期から明治大正にかけて狛犬を彫った石工の晩年の作品ではないか。