狛犬大図鑑  
 分類 ご隠居狛犬 高石神社 千葉県市川市高石神1-10
 建立年 明治29年(1896)9月吉日  鎮座位置 拝殿後ろ 玉垣の中
 石工 行徳町大和田 石工 高梨春吉  参拝日 2016年01月27日(水)
京成中山駅から、隣の鬼越駅まで徒歩で向かうとちょうど真ん中、千葉街道と木下街道が重なり合うところに鎮座している神社。
拝殿前には、中国製の真新しい岡崎狛犬が鎮座されている。こちらの岡崎狛犬の写真は、下に掲載しているが、中国産にしては中々出来栄えが良く、小さいながらもスマートなカッコよさがある。しかし足元の小狛犬はかなりの手抜きであった。

このように、拝殿前に真新しい中国産の岡崎狛犬が鎮座している場合、その多くは直近20年前後の間に古いものと入れ変えていることが多く、古い狛犬は、廃棄されるか、境内のどこかで隠居生活を送っている場合がある。

よって私は、中国産岡崎狛犬が鎮座している神社は、隅から隅まで歩いて回るようにしているのだが、こちらの神社は、拝殿に沿って歩いていたらすぐに、ご隠居中の狛犬にお会いできた。しかしながら、なぜか狛犬は、拝殿に向かってほぼくっついているような位置に置かれており、柵からは撮影すること叶わず、申し訳ないが、ちょっと玉垣のドアを開けさせていただき、狛犬のお顔を拝見させていただいた。柔らかい石で造られた狛犬の顔は、すでにかなりの部分が欠損しており、恐らくは、この顔を見せたくないという配慮から、後ろ向きに置いているのだろう。のっぺりとした顔立ちは中々個性的なであり、健在だったころにお会いしたかったと残念に思いつつ、静かにここで余生を過ごしてほしいと願うのみである。