狛犬大図鑑  
 分類 江戸流れ 国分日枝神社 千葉県市川市国分5-13-5
 建立年 明治七年(1874)11月  鎮座位置 拝殿前
 石工 不明  参拝日 2015年11月12日(木)
真新しい鳥居をくぐると、銀杏の巨木が迎えてくれる。以前参拝したときには、氏子のおじいさまたちが井戸端会議をしており、この鳥居が震災で倒れて、再建したことなどを説明いただいたのだが、今日は、人っ子一人いない寂しい境内でございました。

拝殿前に鎮座するのは、見事な毛並みの江戸流れ。台座には明治まではかろうじて読めるのだが、それ以後は恐らく七年とかかれている建立年が読み取れるので、約140年ほど前の狛犬である。
たてがみは風でたなびいているかのように、柔らかさが表現された見事な彫刻が施されている。巻き毛に高さがないのが残念ではあるが、柔和な顔だち、柔らかな物腰の体躯など、非常に穏やかな気持ちにさせてくれる癒し系狛犬である。
吽側の前足は、破損してしまったようだが、コンクリートで恐らく修繕が施されている。修繕した足は、爪まで作られており、丁寧な仕事ぶりで感服されられた。

吽側の子狛犬は、よく見ると、親狛犬のお乳を一生懸命飲んでいる姿で描かれている。小さな足は爪まで彫られており、幼児らしい動きが表現されている。この狛犬の顔、どこかの神社で見たような気がするのだが、どうにも思い出せない。これほどの作品を作られた石工ならば、他にも近郊に作品があるかもしれない。今後の狛犬散策の楽しみがまた一つ増えた。。