狛犬大図鑑  
 分類 先代狛犬 八幡神社 千葉県市川市妙典1
 建立年 不明  鎮座位置 拝殿前 柵内
 石工 不明  参拝日 2015年11月10日(火)
東西線妙典駅から新行徳橋方面へ徒歩5分ほど、境内鳥居前には、真新しい昭和岡崎狛犬(写真下)が鎮座しており、がっかりしつつも、ここであきらめないのが、真の狛犬道。あきらめきれず拝殿脇へと回ってみると、柵の中に、恐らくは、昭和岡崎狛犬に鎮座場所を取って代わられ、隠居生活を送っている、江戸流れにお会いすることが出来た。

恐らくもろい砂岩のようなもので作られた狛犬なのであろう。すでに阿狛犬の下あごは、劣化の為落ちてしまっている。ただし、それ以外には、大きな破損もなく、かなり状態の良い形で引退したもよう。小型犬並の小さな狛犬であるが、砂岩の柔らかさにぴったりの柔和な顔だち、丁寧に彫り込まれた尾の毛並みなど、中々の逸品。
行徳界隈は、恐らく第二次大戦中、大きな空襲に見舞われたのであろう。行徳旧道に位置する狛犬の多くは、焼夷弾による焦げが見られるものが多いが、こちらの先代狛犬には、そのようなあとは見られていないことから、空襲を免れたのであろう。拝殿も空襲の被害を免れており、見事な彫刻が施されている。先代狛犬を探せた折には、是非ご覧ください。