狛犬大図鑑  
 分類 秋田狛犬 善知鳥(うとう)神社 青森県青森市安方2-7-18
 建立年 昭和七年(1932)九月十五日  鎮座位置 拝殿前
 石工 不明  参拝日 2015年10月03日(土)
青森駅から目的地まで約2km、今にも雨が落ちそうな空模様の中、ふと商店街脇に鎮座していた神社に立ち寄る。
善知鳥と書いて「うとう」と読むこちらの神社は、古くは平安時代の歌人西行法師が歌を詠んだとされる、由緒ある神社であり、青森市がその昔「善知鳥村」と呼ばれていた頃、この地に多く生息していた(いまはほとんど見かけないらしい)善知鳥という鳥から名を冠している。棟方志功が幼少のころ過ごしたゆかりの地であり、棟方志功の作品も収められているようである。

拝殿前には、昭和七年に奉納された巨大な蹲踞型狛犬が鎮座。垂れた耳、大きな目、天にまっすぐ伸びる尾の特徴などから、秋田県でよく見られる秋田狛犬に類似している。巨大な狛犬は、台座の上に、四本の脚で浮かすように鎮座しており、これだけの巨大な石造を実に丁寧に仕上げられている。非常にきれいに手入れされており、目玉も最近描かれたのだろうか、しっかりとした眼で参拝者を見据えている。個人的には、あまり狛犬に目を入れるのは、好きではないのですが・・・。

社務所には、善知鳥が描かれた御朱印帖があり、御朱印ともどもいただけた。自宅にはすでに20冊あまりの御朱印帖が積まれており、そろそろ、コレクターとして中々の品ぞろえになりつつあると、一人ほくそ笑んでおります。

青森市は終戦の二週間前に空襲を受けており、恐らくそのタイミングで、神社も焼失したものと思われる。拝殿は真新しく、狛犬の台座も、建立年のあたりを見ると黒く焦げた跡が見られる。