狛犬大図鑑  
 分類 蹲踞狛犬 浮島神社 宮城県多賀城市浮島1-1-1
 建立年 昭和19年(1944)9月19日  鎮座位置 拝殿前
 石工 不明  参拝日 2015年09月12日(火)
前日、宮城県を襲った集中豪雨が嘘のように晴れ渡った土曜日。久々の休みに自転車で60kmほどサイクリングへ。
仙台中山~多賀城市を経由して塩竈駅へ。多賀城市を抜ける途中、「浮島神社」と書かれた大きな看板を目にし、休息も兼ねての参拝へ。

秋という季節。田舎の神社には、スズメバチの巣が軒下に造られ、かなり危険な状態になっているケースが多いため、この日も最大級の警戒をしつつ、誰もいない参道を歩いている、サイクルウェア姿のおっさんは、はたから見るときっとかなり怪しかろうと自分でも思う。思うのだが、やはりスズメバチは怖いのである。
幸いにも、当日はスズメバチどころか、ミツバチすら飛んでいない平和な境内であった。拝殿前には、バランスの悪い蹲踞型狛犬が鎮座。大きすぎる頭と顔、妙に細い脚、大雑把なタテガミの彫刻など、お世辞にも、素晴らしい狛犬とは言い難い出来栄えである。しかしながら、顔の表情は、実に漫画チックというか、ユーモラスある顔立ちをしており、実に微笑ましい。どちらも口が閉じた吽に見えるのだが、これも口を開けた阿の表情を彫り切れなかったのかもしれない。よく見ると、左側が若干口元が開いているようにも見える。

台座には 蜂谷興助 なる名前が彫られているが、恐らくは、奉納者の名前ではなかろうか。
手入れの行き届いた神社であり、狛犬もよごれ一つもなくきれいにされており、恐らくは近所の氏子さんがきちんと掃除をされているのであろう。素晴らしいことである。