狛犬大図鑑  
 分類 江戸流れ 三社宮  千葉県市川市大野町3-1625
 建立年 明治十一年(1878)九月吉日  鎮座位置 拝殿前
 石工 舟橋川端 石工 長十郎  参拝日 2015年06月25日(木)
JR武蔵野線 市川大野駅から徒歩10分程度。セブンイレブン前の脇道を入ってすぐのところに鎮座する小さな神社。鎮守の森におおわれいつも薄暗い境内は、やぶ蚊が飛び回っていますので、じっくり狛犬を見たい方は、虫よけスプレー必須です。ちなみに私は二か所喰われました・・・。

小さな社の前に鎮座するのは、中型犬ぐらいの大きさの凛々しい顔立ちの江戸流れ。ちょっと歩けば神社にぶつかるってぐらい、神社が多い市川市には、素晴らしい狛犬が数多く鎮座しているが、この三社宮の狛犬も、ちょっとした隠れ銘品。
残念ながら阿の下あごは劣化で落ちてしまっているが、それだけ細かい仕事をしていた証拠ともいえる(下あごを丁寧にくりぬくと、結果石の劣化で最初に壊れる)小さな狛犬ながら、美しく丁寧に彫り上げられた毛並みは見事。阿側の子狛犬も、丁寧な彫刻がなされている。注目は、尾!本来江戸流れは、台座に尾をかけるのがセオリーなのだが、あえて両サイドに分けた二つの尾を巻きあげて足元に引き上げている。その代り台座には別の彫刻を施す業に、石工の高い技術と誇りを見た。