狛犬大図鑑  
 分類 江戸流れ 戸越八幡神社  東京都品川区戸越2-6-23
 建立年 明治六年(1873)十一月  鎮座位置 参道途中
 石工 不明  参拝日 2015年06月24日(水)
五反田駅で、待ち合わせをしていたのだが、約束の時間まであと40分ほどあったので、急いで都営浅草線に乗り込み、一駅先の戸越駅へ。戸越八幡神社に向かっていたつもりが、完全に逆走していることに気付いたのが500mほど歩いた後。時間が迫る中、汗だくだくになりながらも、神社に到着。無事二対の狛犬にお目にかかることが出来た。

参道途中で最初に出迎えてくれる狛犬は、明治生まれの江戸流れ。丸みを帯びた美しい顔立ち、顔周りの毛並みの彫刻も美しいかなり大きめの迫力ある体躯をしている。尾は、台座に二本かかっているが、残念ながら、尾の毛並みは、顔周りの彫刻に比べるとやや雑な印象。精悍な顔立ちの狛犬に比べると、子狛犬は彫刻の彫も浅く、吽側の狛犬は、まるでキリンのように首が長い不思議な出で立ちである。

親狛犬と子狛犬の顔立ちがあまりにテイストが違うのは、恐らくは別の人物が彫り上げたのではないかと推測される。毛並みの表現も、顔周りと尾の彫刻は、技術が段違い。恐らくは、顔周りだけを、腕の立つ石工が彫りあげ、首から下を同じ石材店の別の石工が彫り上げたのではないだろうか。今まで阿吽で違う石工が彫り上げたものはいくつか見かけたが、このように上下で別の石工の作品と思わせるものは、初めてお目にかかった。、