狛犬大図鑑  
 分類 はじめ狛犬  三囲神社  東京都墨田区向島2-5-17
 建立年 延宝七年(1679)  鎮座位置 摂社 大國神 恵比寿神
 石工 不明  参拝日 2013年4月12日(金)
三囲(みめぐり)神社は、かの三井家(三井グループ)の守護神として崇拝されている神社。中には、百貨店の三越の門前に配置されているライオン像とまったく同じ像が鎮座しておりますが、この神社、狛犬も見どころ満載です。

摂社 大國神 恵比寿神前に鎮座するのは、約250年前のはじめ狛犬。型としては、江戸尾立ちに近いものであるが、胸を張りだした招魂社系に近い姿勢、年代、そしてタテガミの表現がまだ江戸狛犬のような巻き毛になり切れていない点などから、はじめ狛犬から江戸尾立ちに進化する過程で生まれた移行期のはじめ狛犬と勝手に判定させていただいた。

かなり固い石で造られているようだが、残念ながら、阿の上あご、下あごともに破損している。尾はまだ立っているというより体に張り付いた形で、よく前足の付け根についている羽のような巻き毛が、この狛犬は後ろ足の足首についている(かみさん曰く、これは羽だそうだ)

小柄な体躯に、さらに小柄な顔立ち、しかしながらその表情は、犬歯をむき出した男前な感じで、それでいて、やはり小さいがゆえに可愛らしい。破損していない吽は、小型犬のような愛らしさで、ついついナデナデしたくなってしまう。
閉める