狛犬大図鑑  
 分類 江戸流れ  小野照崎神社  東京都台東区下谷2-13-14
 建立年 明和元年(1764)九月吉日  鎮座位置 拝殿前
 石工 不明  参拝日 2013年4月12日(金)
天気のよい小春日和。奥さんと一緒に上野駅から浅草までの徒歩散歩です。おつきあい頂く奥さんへお礼として、近くに「割烹さいとう」海鮮丼がおいしいお店でご馳走しましたが、噂通りの人気店、十数人の行列ができておりました。並んでいた人に「ここの海鮮丼は、別盛りが良いですよ」と言われましたが、良いことを聞いたと別盛りにしましたが、それって刺身の盛り合わせとご飯なのでは・・・、と気が付いたのは、注文が届いてから。お値段以上の豪華なお刺身に奥さんも大満足。

気分よく、スタートした神社散歩、一社目は、
都心のど真ん中にありながら、東京大空襲も火災も免れた小野照崎神社。

拝殿前には、約250年前に建立された江戸流れが鎮座。江戸流れは、江戸後期から明治期に集中的に奉納されており(江戸流れブーム?)、その意味で、こちらの江戸流れは、元祖に近い歴史ある江戸流れと言えるのではないか。
左側の吽に角、右側の阿に宝珠が乗せられており、これは左側が狛犬、右側が獅子を表す、伝統的な神殿狛犬の姿。この角と宝珠の表現は、江戸流れより一つ古いタイプである、江戸尾立ちによく見られるパターンであり、その点でも、この古い江戸流れは、江戸尾立ちからの進化の過程に位置する、貴重な狛犬なのだろう。

がっしりとした体つきに、美しいたてがみをまとった姿、江戸流れの特徴である台座にかかる尾、美しい巻き毛も見事。空襲を免れた神社に鎮座していたおかげか、都内でよく見られるような焼夷弾や火災の焦げも破損もなく、非常に保存状態も良い。江戸流れのルーツとして、是非押さえておきたい狛犬である。
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