狛犬大図鑑  
 分類 江戸流れ  金王八幡宮  東京都渋谷区渋谷3-5-12
 建立年 明治四十三年(1910)八月  鎮座位置 拝殿前
 石工 不明  参拝日 2013年3月18日(月)
JR渋谷駅東急南口から、六本木通りへ歩いてすぐ、雑居ビルが立ち並ぶ中に、突然現れる鎮守の森。まさに都会の中のオアシスと呼ぶにふさわしい神社。社殿は、慶長七年(1092)造営後、修復を繰り返しながら今に至る、江戸初期の建築様式をとどめた貴重な建物とのこと。この都会の真ん中で空襲を免れたということなのだろうか?

社務所で、御朱印をお願いしたところ、外国人の方に対応いただき、御朱印を記帳いただいた。日本人顔負けの達筆ぶりに頭の下がる思いでした。

御影石で作られた江戸尾立ち。実践女子学園の校内にあった「春雪神社」の境内にあった狛犬が、移設されたものとのこと。女子学園内の「春雪神社」って、まるでどこかの少女漫画のようなロマンチックなネーミング。この狛犬たちも女子学生に可愛がられていたのだろう。

拝殿前の狛犬は、高い台座ゆえに、撮影しに行くのが難点ではあるが、大きく迫力のある巻き毛、台座にたっぷりかかった尾が美しい穏やかな顔立ちの素晴らしい江戸流れである。細部の彫刻が若干大雑把で、特に高い台座だからこそ目線にぶつかる狛犬の足元の彫りが淡泊なのが気になる。狛犬は、高い台座に居ながらも、更に上を見上げるような姿勢をとっており、もしかしたら建立当時はもっと低い位置にいたのかもしれない。
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