狛犬大図鑑  
 分類 江戸尾立ち  寄木神社  東京都品川区東品川1-35-8
 建立年 不明  鎮座位置 拝殿前
 石工 不明  参拝日 2013年3月22日(金)
会社の部下の結婚式であったが、まだ時間に余裕があったので、いつものように散歩がてら神社・狛犬散策。

東海道五十三次の宿場町のひとつ、江戸四宿と呼ばれた品川宿のあった、東京都品川区には、数々の神社が鎮座し、そこには、まるで江戸っ子が競っているかのように、魅力的な狛犬が鎮座している。狛犬ファンなら、外すことのできない散歩コースが、ここ品川区なのである。
特に、この寄木神社には、狭い境内の中、四対もの狛犬が鎮座している。下町らしい風景の中、神社横には、寄合所に子供たちの学習塾があり、参拝当日は、多くの子供たちが、勉強しており、その子供たちの行く末を狛犬たちが見守っていた。

頭に大きなくぼみがある、こちらの狛犬は、阿吽共に、尾が折れてしまっている、江戸尾立ち。
品川神社に、同じような姿かたちの江戸尾立が鎮座しており、恐らくは同じ作者か、もしくは品川神社の狛犬を模して造られたものと推測される。
頭の上には、まるで脳みそをくりぬいてしまったような大きな穴がある。都内にも、頭上に穴のある狛犬がいるが、これは、脱着可能な角を設置する場所であることが多いのだが、こちらの狛犬の頭上は、穴というより小さな池のような大きさなので、角を指す穴とは思えない。
ここからは、完全に想像だが、今でこそこの神社の四方は住宅に囲まれているが、埋め立てられる前までは、海に面していたと思われる。恐らくこの狛犬は、古くからこの神社に鎮座し、夜間、舟の目印としても機能するよう、この頭上の穴に油を注がれ、灯篭のように明かりを灯していたのではないか。まったく的外れな推測かもしれないが、暗闇の中、頭上に明かりを灯す狛犬を想像すると、わくわくするではないか。
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