狛犬大図鑑  
 分類 先代狛犬  愛宕神社  千葉県野田市野田725
 建立年 宝暦十四年(1764) 六月吉日  鎮座位置 境内片隅
 石工 不明  参拝日 2013年3月1日(金)
千葉県野田市に鎮座する愛宕神社に、素晴らしい青銅狛犬がいるという情報を聞きつけ、車で約1時間半。当日は、強風吹きすさぶ凄まじい悪天候であったが、曇り空は、狛犬ファンにとっては絶好の撮影日。日が差すと彫の深い彫刻を施された狛犬ほど陰影により撮影がしにくく、逆に天候不順大歓迎なのである。

境内入口の一角には、昭和岡崎型の狛犬が鎮座しており、これは恐らく丁語句さんのものと思われるが、乗せられている台座には、「宝暦十四年(1764)」約250年前の年号が刻まれている。
この謎は、昭和岡崎型が鎮座している位置から、近いところ、境内の片隅に鎮座している、頭の欠けた阿吽の狛犬のものであったと推測される。ストレートに伸びた足、前に張り出した胸は神殿狛犬を模したものであり、顔は、石工のオリジナリティあふれる個性的な犬のような顔立ち。ひざをついた後ろ足の形も非常に不自然で、石造狛犬の中でも、かなり初期段階の、いわゆるはじめ狛犬に分類されるものであろう。

残念ながら、吽側の頭が欠けてしまっているが、震災等で落下し破損した為、今の岡崎型狛犬に台座をとって変わられたものと思われる。静かな余生をここで過ごしてほしいものである。
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