狛犬大図鑑  
 分類 江戸流れ  天祖諏訪神社 東京都品川区南大井1-4-1
 建立年 慶応三年(1867)丁卯夏六月吉祥  鎮座位置 拝殿前
 石工 不明  参拝日 2014年10月30日(木)
京浜急行「立川駅」から徒歩五分。真新しい拝殿前に鎮座するのは、慶応生まれ 江戸末期に建立された江戸流れ。

江戸流れでは珍しく、頤が顎が前にせり出しており、横から見ると犬のよう。目の下の頬が盛り上がっているため、下から見上げるとまるで微笑んでいるようにも見える。
尾は、前面にすべての毛を集中させた片尾タイプ。ふっくらとした尾の毛並み、台座に二重にかかる尾の表現は、石工の技を感じさせる。眉毛の表現も複雑な組み合わせをされており、中々の技あり狛犬である。残念ながら、肉感的な表現が乏しく、身体全体から力強さのようなものが感じられない。恐らく、柔和な顔立ちに合わせた、柔らかな表現で全体を彫り上げたのだろうが、個人的には、もう少し肉の下に骨があるような、逞しい表現がほしいところである。
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