狛犬大図鑑  
 分類 先代狛犬  磐井神社 東京都大田区大森北2-20-8
 建立年 不明  鎮座位置 境内石碑前
 石工 不明  参拝日 2014年10月30日(木)
京浜急行「大森海岸駅」から徒歩四分ほどのところに鎮座。ここからJR品川駅に向かう道すがらには、素晴らしい狛犬が鎮座する神社が点在しており、京浜旧子沿いに品川神社まで絶好の狛犬散策コースとなっている。

磐井神社には、奉納された方々の江戸っ子気質を感じさせるユニークな子だくさん狛犬が鎮座しているのだが、実は、境内の隅にダックスフントのように胴長の狛犬がひっそりと隠居生活を送っている。
阿吽共に、破損しており、特に左側の吽は、頭の半分がなくなっている。建立年は不明だが、素朴な造りからして、都内で見られる、石造狛犬が奉納された初期の段階に造られた「はじめ狛犬」に近い造りであり、恐らく200年は経過しているのではないか
。頭の上に、大きなくぼみがある。この穴には、「角を差し込む穴」もしくは「灯篭のように灯をともす油を溜めるための穴」という二つの説があるが、埋め立てられる前、海から近い神社であったであろう場所と考えると、後者の灯篭のように灯をかざしているという説を選びたいところ。胴長の風貌は、都内の狛犬にあまり見られない風貌であり、石造狛犬の元祖的存在として、貴重な狛犬である。是非参拝時には、お忘れなきよう、ご覧ください。
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