狛犬大図鑑  
 分類 江戸流れ  神明神社(飯山満) 千葉県船橋市飯山満町1-639
 建立年 明治三十年(1897)八月吉日  鎮座位置 拝殿前
 石工 船橋御殿地 金子國松  参拝日 2015年1月7日(水)
実母が、船橋整形外科にて、ひざの手術を受けている間、手術が無事終わるよう祈願するのと、狛犬がいないかなーという期待を持って、病院から徒歩3分ほどの神明神社を参拝。幼稚園に隣接した参道前には、子供用の踏切があり、子供たちが踏切が鳴っている間、真剣な面持ちで遮断機が上がるのを待っているのが、何とも可愛らしい。

で肝心の神社に参拝してみると、その子供たちと同等以上に可愛らしい子狛犬を三匹お供に連れた、中々の出来栄えの江戸流れが鎮座。船橋市の石工の手によるものであり、近隣の狛犬にも、似たような狛犬がいた記憶あり、この狛犬もかなり作りなれた感じのする、素晴らしい出来栄えである。

実のところ狛犬自体は、非常にベーシックな造りであり、中型程度の大きさとしては、特に特徴的な風貌は見られず可もなく不可もなくいったところ。しかしながら、狛犬本体以上に丁寧に掘られているのが、三匹の子狛犬たちである。阿吽の足に踏まれた子狛犬は、吽側は背中を、阿側はおなかを踏まれるポーズ。さらに阿側の背中で悪戯っ子のように顔をのぞかせてる狛犬は、寄りかかるしぐさ、背中の丸み、尾に至るまで、本体以上の丁寧な彫刻が施されている。船橋市に、これほどの子狛犬の数を掘り上げたものは珍しく、想像するに、奉納者、もしくは石工が、子供に特別な思いをもって、これだけの子だくさんの狛犬を彫り上げた可能性が高い。奉納のきっかけとなったドラマを想像してみるのも、狛犬ファンの楽しみ方である。
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