狛犬大図鑑  
 分類 江戸流れ  河原稲荷神社 東京都足立区千住河原町10-13
 建立年 不明  鎮座位置 拝殿前
 石工 不明  参拝日 2014年1月16日(木)
2016年4月7日(水)再撮影

2014年最初の狛犬散策は東京都足立区。お目当ての狛犬は、千住神社だが、まずは京成線千住大橋駅そばの河原稲荷神社へ。
都内の稲荷神社は、なぜか神使の狐より、狛犬が鎮座していることが多いが、こちらの神社にも立派な江戸流れが鎮座しておりました。

ほぼ人間大の巨大な体躯、自然石に鎮座する江戸流れ。体躯に施された彫刻自体は江戸流れの中では非常にシンプルなものであり、毛並みも地味といえば地味である。しかしながら、身体全体から感じられる生物っぽい柔らかさ、凛々しくも愁いを帯びた色っぽい表情、逞しく大地に根付く大きな足、いずれも抜群の存在感を持っており、江戸流れの中でも一級品の狛犬と呼ぶにふさわしい。
若干黒っぽいのは、空襲の焼け跡か。焦げ跡以外は無傷であったことを喜びたい。
狛犬としては、珍しく独自の由緒書が配置されている。その内容は、残念ながら狛犬の歴史については言及されていない(言及するほどの資料がない様子)が、浅草神社の狛犬に類似している点を記載してある。自分自身この狛犬に最初にお目にかかった時、浅草神社の狛犬に似ていると感じたが、由緒書の通り、恐らくは、同じ石工の手による作品と推測される。それが確信できるほどに、どちらの狛犬も、似ているという以上に、一人の石工以外には作れない共通の凄味を感じさせるからである。
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