狛犬大図鑑  
 分類 江戸尾立  鶴岡八幡宮 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
 建立年 寛文八年(1668)九月
「鶴岡八幡宮略年表」より
 鎮座位置 拝殿前
 石工 不明  参拝日 2014年5月29日(木)
江島神社参拝の帰り道、相模國一宮である、鶴岡八幡宮に参拝。依然知り合いが、こちらで神前結婚式を挙げ、参列させていただいたことがあるが、こうして神社、狛犬好きになってみると、今から結婚式を神前で改めて執り行いたいと思ってしまうのは、無理からぬことであろう。

鶴岡八幡宮のような大きな神社の場合「まったく狛犬がいない」か「複数対狛犬が鎮座している」両極端のパターンが多いが、こちらでは、参道入り口に中国獅子がいる以外では、いま紹介する参道狛犬のみが鎮座している。有名な神社ほど、色々な方が狛犬を奉納されるものだが、こちらの神社には灯篭も狛犬もそれほど多くなく、あまり奉納を受けなかったのかもしれない。こちらの狛犬も、寛文八年(1668)年奉納されているとすれば、約350年前であり徳川四代将軍家綱のころであるから、とてつもなく古いものである。

単純かつ簡素な造作の狛犬だが、その歴史の深さゆえか、独特の存在感を感じさせる。関東圏では珍しい縦置きの狛犬であり、身体と対比し、後ろ足が非常に小さいのが特徴。前足は、左右が前後しており、これは宮城県でよく見かける塩竈神社の狛犬を発端とする仙台狛犬の特徴に類似している。左右前足が前後しているのは、神殿狛犬に見られる形であり、古い狛犬ほど、神殿狛犬を手本に造られたから、このような特徴を継承しているのであろう。
閉める