狛犬大図鑑  
 分類 江戸尾立ち  江島神社 神奈川県藤沢市江の島2-3-6
 建立年 宝暦十一年(1761)七月吉日  鎮座位置 奥津宮拝殿前
 石工 不明  参拝日 2014年5月31日(土)
久々の連休、家族サービスも兼ね、江の島へ。
当然目的は、江の島に鎮座する江島神社、というか来るまで知らなかったのですが、江の島自体が神社だったのですね。
それはもう、家族からは「結局狛犬が見たくてここに来たんだろう」という目で見られました。その通りなのですが。

神社の中には、素晴らしい狛犬たちが鎮座しており、狛犬ファン必見の神社。

奥津宮に鎮座するのは、江島神社三対目の江戸尾立。神殿狛犬をベースにしたと思われる他の二対の江戸尾立と違い、こちらは、体つきも細く、獅子というより、痩せた犬のような野性味を感じさせる。鎮座する姿勢も犬のボージングに類似しており、恐らく石工がモデルとして、犬を使ったのではないかと推測できる。両方とも玉どりとなっているが、ふつう玉にしろ、子狛犬にしろ、境内を背にし、参道入り口のほうに、手にしたものを見せる形で鎮座しているはずが、こちらの狛犬は、吽側が拝殿側に球を持っている。細かいところであるが、非常に珍しいパターンである。
尾は、焔立つ炎のように、組み合わさりながら上へと燃え上がる見事な彫刻となっており、是非後ろに回ってご覧いただきたい。創建は552年と伝えられる江島神社だが、三対とも宝暦という年号に奉納されていることから、この時期に、再建された社殿が同時に建立されたのであろう。
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