狛犬大図鑑  
 分類 獅子山  祇園八坂神社 宮城県大崎市古川中島町10-45
 建立年 昭和二年(1927)七月十五日  鎮座位置 拝殿前
 石工 不明  参拝日 2014年11月29日(土)
出張途中、レンタカーにて大崎市を通行中、脇道の入口に突如赤鳥居が出現。道行く車が鳥居を潜って脇道に入っていくのを見て、私も気が付けば、吸い込まれるように鳥居を潜っていました。鳥居の先は、住宅が続く道が続き、そこから500mほど走ると、こちらの祇園八坂神社に到着いたします。

気まぐれな寄り道だったので、まったく狛犬がいることは想定していなかったのですが、石鳥居前に鎮座するこちらの仙台狛犬、そして境内には、なんと関東でよく見かける獅子山が鎮座しておりました。

獅子山は、いわゆる「獅子の子落とし」
「獅子は子を産んで三日たつと、その子を谷に蹴落として、生き残った子を育てる」という言い伝えを元に作られた狛犬であり、派手好きで見栄っ張りな江戸っ子が生み出した、関東特有のデザインとなっている。
私自身、非常に好きなタイプの狛犬であり、関東圏には、見事な獅子山が数多く存在している。東北地方に転勤した昨年、狛犬ファンして、失礼ながらがっかりしたことは、関東特有の狛犬「江戸流れ」「獅子山」が見られなくなることであった。今では、千葉の自宅に帰れば、関東の狛犬散策、単身赴任先では東北の狛犬散策と、幸せを満喫している訳であるので、まったく無駄な心配であったわけですが・・・

で、今日、初めて東北地方で「獅子山」にお会いできました。
獅子山の土台となる石を積み上げた台座、左が子落とし、右が獅子が遠くを見上げる様は、まさに関東の獅子山とまっさく同じ。恐らく、関東圏の獅子山を見られた地元の石工が彫り上げたのか、もしくは関東から獅子山を作れる石工を呼び寄せたのか、いずれにせよ昭和初期にこれだけの獅子山を作っている例は、関東でもほとんど見かけない。
表情も実に生き生きとしたものであり、顔の化粧も塗りなおした様子で、非常に大切に扱われているようだ。
関東圏で見られる獅子山がみられる貴重な東北の神社として、東北地方の狛犬ファンの方は、是非こちらの神社で獅子山の魅力に触れてください。
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