狛犬大図鑑  
 分類 分類不明  盛岡八幡宮 岩手県盛岡市八幡町13-1
 建立年 天和元年(1681)建立  鎮座位置 神宝殿前
 石工 不明  参拝日 2014年5月11日(日)
800年ほどの歴史を持つ八幡宮に出張前の早朝に参拝。当日はかなりの晴天に恵まれ、私の技術では、狛犬を美しく撮ることができず悪戦苦闘。境内には、中国獅子、招魂社系、岡崎型が鎮座(写真下)していますが、特に注目すべきは、神宝殿前に鎮座する、他に類を見ないユニークな造形の狛犬であります。

台座に建立年は記載されていないように見えましたが、私がいつも参考にさせていただいているHP「神社探訪・狛犬見聞録」によると天保元年(1681)というから、約330年前、都内でもなかなかお目にかかれない、古い狛犬である。しかしながら近年の作品に思えるほどの先鋭的なデザイン。300年以上たったとは思えない保存状態にも驚かされる。

阿吽が逆になっているのは、北東北ではまれにみられるパターン。本来「吽」が狛犬、「阿」が獅子であり、「吽」に角があるのがお決まりだが、こちらの狛犬は「阿」に角が施されている。もっとも、その存在自体が、狛犬のお約束事をことごとく打ち砕いた斬新なデザインであり、角程度は些末な違和感でしかない。
見開いた目玉をじっーとみていると、キモ可愛いく思えてくるのだが、狛犬として見た場合は、個人的には、微妙な評価になってしまう。炎のようにそびえ立つ尾が、しっぽなのか、身体から生えている物なのか、定かではない。色々な意味で300年の年輪を感じさせない狛犬である。
閉める