狛犬大図鑑  
 分類 江戸尾立ち 風  柏正八幡宮 青森県つがる市柏桑野木田八幡117
 建立年 昭和三十五年(1960)七月十五日  鎮座位置 拝殿前
 石工 不明  参拝日 2014年5月10日(土)
つがる市を出張中、偶然見つけた神社。拝殿前には狛犬と、神使の馬の石造が鎮座。馬は狛犬同様、台座があり、ポニーのような可愛らしい造形。

狛犬は、蹲踞、子取り玉どり、尾立ちといった狛犬のお約束を守りながらも、特色のある造作となっている。
身体に張り付いたような毛並み、巻き毛の造作は、江戸尾立、江戸流れの技術に近く、石工が何らかの形で江戸の狛犬を参考にした可能性あり。昭和三十五年建立ということだが、昭和のこの時期に、これだけの狛犬を彫り上げる石工がいたことがただただ、嬉しい限り。阿の足元に、なんだか棒のような何かがあるのだが、実は子供なのであるが、これは中々見抜けない。尾は高くそびえ立ち、ソフトクリームのようなくびれと江戸尾立ちのような紋様がユニーク。石工が相当、様々な狛犬を研究した上でデザインした努力の跡がみられる。技術的に劣る部分はあるが、持てる技術を尽くして彫り上げた思いが伝わる狛犬である。
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