狛犬大図鑑  
 分類 浪速狛犬  六甲八幡神社 兵庫県神戸市灘区八幡町3-6-5
 建立年 天保十五年(1844) 四月  鎮座位置 拝殿前
 石工 不明  参拝日 2014年9月11日(木)
神戸出張の折、先方との待ち合わせ時間までの調整の為、喫茶店で時間つぶししていた際、IPADの地図ですぐそばに神社があることを発見し、急きょ参拝敢行。

御影石(花崗岩)で作られた狛犬の場合、丈夫で硬い石の為、経年劣化が少なく、古いのか新しいのか不明なものが多いが、こちらも台座を見ると天保十五年ということだから、約160年以上前の狛犬ということになる。調べてみると、御影石という名前自体が神戸市の地名に由来するものであり、六甲山地が花崗岩の産出地であったことから、当然神戸の中心街に近いこの神社の狛犬の材質が御影石であることも、当然といえば当然である。

狛犬としての出来栄えは、非常に画一的な感じであり、技術的にも稚拙である。江戸狛犬系と浪速系の大きな違いは、石工がこれ見よがしに自分の技術を披露しようとしている江戸に対して、あくまで工芸品として、淡々と彫り上げている感が否めない。まだ浪速系の狛犬の観察記録が少ないため、断定はできないが、今のところ(2014年)の私の主観である。この先入観を覆す素晴らしい狛犬に関西で出会いたいものである。
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