狛犬大図鑑  
 分類 先代狛犬  宗像神社 愛知県名古屋市西区上名古屋2-7-2
 建立年 不明  鎮座位置 拝殿横の片隅
 石工 不明  参拝日 2014年11月1日(土)
土砂降りの中、末社に鎮座する素晴らしい青銅狛犬を参拝後、急いで屋根のある場所に戻ろうとしつつ、目線を右側に移したところ、社殿の片隅に、先代狛犬が親子で鎮座しておりました。

型は、出雲かまえ獅子に近いが、足の跳ね上げ方、尾の流れ方が出雲の狛犬とは全く違うので、後ろ足を蹴り上げている跳ね獅子の狛犬バージョンと思われる。この宗像神社にも、二つの末社があることから、恐らく近くにあった神社が、住宅建設の為、退けられた際、そこに鎮座していた狛犬を引き取り、境内の片隅に居候させてもらっているものと推測。先代狛犬とは、本来経年劣化により、新しい狛犬にとって代わられ、引退したものを指すジャンルであり、その意味では、こちらの狛犬はまだまだ現役で働けるだけに、守るべき主を失った神獣として、より深い悲しみを禁じ得ない。神社の方の計らいか、子狛犬がまるで両親に寄り添ってもらっているように配置されている。よそから引き取った狛犬にもかかわらず、わざわざ専用の屋根を付けてもらい、雨風をしのげるようになっていることからも、こちらの神社の素晴らしい配慮を感じ取れる。
閉める