狛犬大図鑑  
 分類 江戸流れ   末広神社 神奈川県横浜市鶴見区末吉4-14 
 建立年 天保三年(1832) 12月吉日  鎮座位置  拝殿前
 石工  飯島吉六  参拝日 2014年6月18日(水)
鶴見区を中心に、素晴らしい狛犬を彫り上げた名工 飯島吉六。その中でも、特に異質を放つ傑作。
背中を丸めた姿勢は、まるで今にもとびかかろうとしている獣のよう。それでいて、どこか愛らしい風貌でもある。
背中を丸めた吉六独特の造形は、他にも横浜港北区「諏訪神社」や同じ鶴見区「八幡神社」でも見られるが、個人的には、全体の完成度で、この末吉神社の狛犬を推したい。
参拝当日、境内で犬の散歩をしていた老人にお聞きしたところ、この狛犬は、戦後こちらに移転されたらしく、この目と口の塗装は、目の前でお話いただいている老人が、定期的に塗りなおしているとのこと。建立から200年たってなお、美しい姿のまま保管されているこの姿は、地域の住人にこの狛犬が愛され続けている証なのだろう。

美しい狛犬の造形が、雨に濡れてなお一層艶っぽさを際立たせていた。いつの日か、狛犬のフィギュアを作ることができたら、諏訪神社の江戸流れを一番に作りたいものである。
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